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第6回  備忘録@ 〜来るであろう南海大地震〜

 お断り(物忘れの激しい私ゆえ、高知市主催の「防災人づくり塾」の受講を1月27日に終えて、このコラムを備忘録として活用させて頂くことをお許しください。)

〇阪神淡路大震災VS南海大地震
以下阪神・淡路大震災の被害状況です。

要 因 別 人 数 説    明
家の倒壊による圧死 ∴3,000人 地震が直接死因となったもの
家具の下敷による圧死 ∴1,500人
火災による焼死 ∴ 500人
その他(高速道路の倒壊等) ∴ 500人
関連死 ∴ 900人 地震が引き金となったもの
∴6,400人

 *直接お亡くなりになられた方∴5,500人の背後には∴40,000人の閉じ込められた人等が存在すると推定されます。
 *言い換えれば、∴34,500人の人が近所や親戚等の人に助けられたと考えられます。

 阪神・淡路大震災で助け出された34,500人に相当する人々の少なからずの人が近い将来来るであろうといわれている南海大地震の津波の犠牲者となる可能性があります。しかし、この人数は阪神・淡路大震災と同程度の地震規模である場合の数字なのです。
 宝永南海地震(1707年)>安政南海地震(1854年)>昭和南海地震(1946年)>阪神・淡路大震災の大きさからすれば、津波でお亡くなりになられる人数がさらに増えるのは明らかではないかと思います。さらに高知市の一部の地域(下知地区等)では不幸にも1m程の地盤沈下も予想されています。
 南海大地震には津波が必ず起こるでしょう。だから、ケガをせずに逃げなければならないのです。

1)津波の特性について
 まず、大きな揺れ(南海地震・・・100秒、阪神・淡路・・・13秒)の後、すぐ高台や3階以上のビル「建物」に逃げ込まなければとても危険です。津波は揺れ始めて3分から30分以内にやってくると言われています。さらに、津波警報解除後か6時間後に次の行動に移るようにする必要があるのも知っておいてください。もちろん、高知市の一部の地域(旭地区等)ではまず津波が到達しないであろうと言われている地区もあるので、日頃からそれぞれの地区の特性を知っておく必要があります。

2)ケガをしないために
 まず、寝室には非常用の靴を置いておきましょう。できれば、柱等しっかりした所に吊り下げておくのがベストです。
 また、家の形状を間口(東西)が広く奥行(南北)が狭い長方形とすると、揺れは南北方向の方が東西方向の方より大きくなります。家具等の下敷きにならないために、家具等は南北方向に置き東西方向に置いてはいけません。また、突っ張り棒は手前の方でなく奥の方に設置することもお忘れなく。
 そして、レンジなど重いものは上部より下部に置き、上部には軽いものにする工夫をしてみてはいかがでしょう。

 最後に、自助・共助・公助と言う言葉をよく耳にしますが、地震直後においては、公助(消防等公の機関の救助)は全くあてにできません。建物や家具の下敷きになるのをせっかく免れても、ケガをしてしまっては自力で避難することも、また、救助を必要としている人の手助けをすることもできません。くれぐれもケガをしないよう万全の注意を払って、いざという時に備えていただきたいと思います。 
   
 会長 T.M
   
追伸;阪神・淡路大震災で被害に遭われたかたのご冥福をこの場をお借りして心よりお祈り申し上げます。